・フィラリア予防・ノミマダニ予防について

予防についてPrevention

フィラリア予防・ノミ・マダニ予防について

フィラリア予防・
ノミ・マダニ予防について

フィラリア予防

犬糸状虫(フィラリア症の原因)

蚊に刺されることで感染する寄生虫疾患です。
犬糸状虫(フィラリア)と呼ばれる寄生虫が、心臓や心臓から肺につながる肺動脈という血管に寄生します。
症状は咳、食欲不振、息切れなどです。
フィラリアが心臓の弁にからまることで、心不全を起こして死亡することがあります。
また、感染している動物に予防薬を飲ませた場合、ショックを起こして中には死に至るケースもあります。
そのため予防薬の投与開始時には血液検査を行い、フィラリアが感染していないか確認しています。

フィラリア症は犬だけでなく、まれに猫も発症します。
猫は体調の変化を隠す傾向があるので発見しずらいうえ、1本2本の寄生虫で突然死する可能性があります。
診断や治療が難しいため、犬同様に予防薬での感染予防が重要です。

定期的に予防接種を受けていれば、ほぼ感染しない疾患です。
忘れず毎年接種するようにしましょう。

ノミ・マダニ予防

ノミ
マダニ

ノミ・マダニは身体の表面に寄生する小さな寄生虫で、皮膚炎の原因になる場合があり、人間にも寄生する可能性があります。
家庭内でノミ・マダニを完全に駆除することは難しいため、しっかり予防するようにしましょう。

SFTS(重症熱性血小板減少症候群)に注意!

SFTSウイルスを保有しているマダニに咬まれることによって感染します。
国内では2013年に人への感染が報告されて以降、2021年7月28日時点で641症例が報告され、うち80人が死亡しています。
致死率は人が20%程度、犬が29%程度、猫にいたっては60%~70%程度と高い致死率とされています。
徳島県では毎年マダニによる被害が報告されており、注意が必要な地域です。
SFTSに対する特効薬はなく、感染を未然に防ぐ予防薬が最も有効な対策方法です。